インテルデベロッパ・フォーラム2005 へ行ってきました
〜レポート第2話〜


PXAの開発環境にびっくり!

 

で、いきなりさらにビックリです。長野日本無線さんのブースはコンパクトでしたが、いろいろなボードやユニットが展示されていました。

私が解説するのも僭越すぎなんですが、ベースボードに対して、CPUボードや開発したい実機の機能的に必要な各ユニットを載せていくことが可能なようです。

このベースボードにはQVGAの液晶画面がついていて、また、USB(A,B各一つ)、EtherNet(100BT)、BlueTooth、IrDA、オーディオ入出力などてんこもりです。また、この液晶画面はタッチパッドになっているため、このままで、WindowsCEのPDA(というにはデカいですが(^_^;)として動作してしまうようですね。

このベースボード自体は大きいですが(18cm四方くらい)、CPU ボードと液晶画面のみをウラオモテでペタンと貼りつけてしまえば9cm×6cmくらいになるでしょう・・・強度も匡体の厚みもなにも考えてませんけど・・・

     
 

あと、このXP881というCPUボードはリファレンスボードという扱いではないので、小ロットで組み込み機器を作るようなときに使えるんでしょうね。

       

さらに、無線LANのユニットや、追加のFlash メモリも同様にモジュール化されているため、作成目的に応じて必要なモジュールを選択していくことができるようです。

しかし、なんというか、すごいですよね・・・。見た目にこだわらないならソフト屋さんだけ調達すれば組み込み機器が作れそうです。しかも、機能も選び放題です

   

さて、こちらは、XP880というもう少し汎用寄りに振ったボードのようです。XP881は カードサイズ(テレカ、クレジットカードなどのサイズ)でしたが、こちらはカード二枚よりは少し小さい、というサイズです。汎用なだけあって、こちらではVGA(800x600)でのムービー再生をやっていました。長野日本無線さんのブースでは、画面解像度別にソリューションを別々に用意していて、アプローチ的にはとてもわかりやすく、面白かったですね。確かに、小さな画面で済ますものはCPUボードも小さい必要があるでしょうし、そうでないものはそれなりに大きな板でもなんとかなる…論理的です。

     
では、他の解像度は・・・と見てみると、他のブースで見たようなものが・・・Mt.Wilson と Sandgate-II じゃないですか。

Mt.Wilson はインテルのリファレンスボードだから、まぁいいとして、ソフィアシステムズって競合じゃないんでしょうか、と思って、社員の方に聞いてみたら、競合することが絶対ないとは言えないけど、このへんでは競合しない、ということで、半製品としてのCPUボードと、評価、デバッグ用機器としてのリファレンスボードについての差を教えてもらいました。シロートですみません。

   

そんな質問や雑談をしていたら、なぜ、ソフト屋さんが、こんなのばっかみてるの?と言われてしまい、実はWiMAXに興味があったんだけど、レポートもよろしく、と言われて・・・みたいな話をしたら、このボードの紹介だけはよろしく、と言われてしまいました。

つまり、CPUボードやそのデバッグシステムも製作、販売しているけど、お客様の要望に基づいて、ボードの設計やファーム、ドライバのポーティング、カスタマイズなども含めたトータルな形での組み込み機器開発のお手伝いをする・・・あれ?ソフト屋(というかSIer)とフレームワークが同じなんですね。(そうか、ある意味同業者さんだったんですね)

   

おまけ画像:たぶん、世界初公開

Mt. Wilsonの裏側です。こちらがわにあるマーキング等確認できない石が PXA270 です。

世界初というか、裏側を見てよろこんでいるアホが約一名いただけというか・・・

長野日本無線T様、写真を撮っている間、持ちづらい Mt.Wilson を持っていただき(しかも電源入ってデモ動いたまま(汗))、ありがとうございました。

 

 

PXAの開発環境はまだまだ続く

  つづいて、ソフィアシステムズさんのブースにいってみました。インテルのXScale ブースより広いかも・・・。人がいないように見えますが、わたしが全体の写真を撮ろうとして下がっていったら、社員の方もお客さまも、いっしょに写らないように下がっていってしまったからです。 人々が一杯写っていたほうがよかったかもしれませんが、やはり写りたくない人もいらっしゃるということで。

で、まずはICE です。やっぱり、最後はprintf!というデバッグをときどきやってしまう私としては、こういうハード屋さんってすごいとおもうのですが、やはりこういう機器がないとやっていられないのでしょうね。今日はSandGate もいっぱい見ているので、あのコネクタがあそこへつながるのかな〜くらいの想像は付きますが、逆にいうとそれしかわかりません(こんなヤツのレポートが役に立つのだろうか・・・)。

   

そしてこちらは、JTAGデバッガと、フラッシュライタですね。こっちのほうは趣味のPIC工作でちょびっとだけカジった程度ですが、概念はわかります。(写真がトビぎみですみません。背面からのライティングが明るくて・・・)

たしか、ハードウェアが安定するまではICE の出番で、そのあと、ソフトウェアのデバッグをするときはJTAGでしたっけ。内蔵のフラッシュを焼くにもいろいろ手順があった気がしますので、それに使うってことだけはわかります。

     

などと思っていたら、いい図がありました。おおまかな関連はこの図でよくわかります。もっとも、わたしにわかるのは、クロス環境のIDEの画面だけだと思いますが(苦笑)。

そうか、アプリの前にデバドラも書かなきゃいけないんですね。うぁー大変だぁ・・・まぁ、組み込み機器なんだからしょうがないか・・・

ちなみに、最後はprintf!って書いちゃいましたけど、こっちの世界でもそういうのはあるんでしょうか。なお、printf 式のデバッグをした場合、スタックオーバー/アンダーフロー、やポインタオーバーランの場合って挙動が変わってしまうことがあるんですが、やっぱりそういうハマり道もあるんでしょうか・・・

きっとあるんだろうな・・・

 

     
 

お、WinCEだけじゃなくてLinux もサポートですか。マルチメディア端末なんかではやはりWindows CE.NETに一日の長がありますが、グラフィックのサポートが重要でないものではLinux のほうが楽そう・・・(個人的な意見)

なお、WirelessMMXなど、PXA27xの機能を生かしきることのできる、Linux 用のCコンパイラもあるそうです。しかし、書いてあるとおりですが、ベースとなるシステム環境があったら、ユーザランドでやらせればよいことが多いものならすぐ作れそうですよねぇ(まぁ、製品品質にするのは大変だと思いますが)

HDD/DVDレコーダなんかはいい応用製品になる/なっているのかもしれませんね。

     
 

来ました!開発環境!。IDEでデバッグですね。

これならなんとなく知っている世界です。ブレークポイントを設定して、スタックを表示させて・・・。でも、これが動くようになるまでハードウェアを安定させるのが大変なんでしょうねー。

こうやって見てみると、ICEのデモはなく、ほとんどがJTAGでした。そうするとリファレンスボードやその回路図を元にハードウェアを組みあげ、ソフトウェアとCPUパワーを生かす(頼る?(笑))方式が主流なんでしょうか。それとも、今回が特別なだけだったのでしょうか。

   

 

 
 

〜第3話へ続きます〜